吉報が届いた日、編集者らと魯肉飯を囲んで祝った。受賞作で「ふつう」をめぐるズレの象徴として登場する台湾料理。「誰が『ふつう』を決め、何がそう思わせるのか、ということに敏感でありたい」と語る。
台湾と日本のはざまで揺れる母娘の物語。結婚し東京に移住した台湾人の雪穂は慣れない日本語で育児に奮闘する。そんな母を恥じ「ふつう」に押しつぶされそうになる桃嘉が、自らの「声」を取り戻すさまを描く。「小説を通して、異国で等身大に生きる雪穂やこの親子のような人たちに光が当たればいいな」。作中、異なる言語がさえずりのように…
この記事は有料記事です。
残り451文字(全文751文字)
毎時01分更新
小中学校で「臨時教員」への依存度が高まっている。文部科学省…
米国のバイデン新大統領が就任し、注目されるのが米中関係だ。…
仙台支局の記者からバトンを受け継ぎ、福島支局の記者が福島県…