宮内庁は8日、新年恒例の皇居・宮殿での「歌会始の儀」を延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染防止対策を講じて15日に実施する予定だったが、4都県に政府の緊急事態宣言が再発令される中、参列者に地方から上京する高齢者もいることなどを考慮した。12日に予定していた「講書始の儀」も延期する。いずれの儀式も、感染状況も踏まえたうえで3月ごろまでに実施できないか検討する。
歌会始は、天皇、皇后両陛下や皇族方、一般入選者らの歌が披露される。今年の題は「実」で、宮内庁は2020年12月、感染防止対策として、歌を読む人がフェースシールドを着用するなどの対策を取ることを発表していた。講書始の儀では、両陛下が学界の第一線で活躍する学者から講義を受けられる。
ともに皇室の伝統行事で、延期は昭和天皇の弟秩父宮さまが逝去した1953年以来。昭和天皇逝去の際は取りやめになっている。【和田武士】
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