学習塾は月謝1000円、早大1年生が困窮家庭のために込めた思いとは

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学習支援サークル「Grow Seeds Waseda」のメンバー。左から田貝さん、梅木さん、中川さん、野口さん=東京都新宿区で2020年12月23日午後、真田祐里撮影
学習支援サークル「Grow Seeds Waseda」のメンバー。左から田貝さん、梅木さん、中川さん、野口さん=東京都新宿区で2020年12月23日午後、真田祐里撮影

 早稲田大(東京)の1年生がこの春、月謝1000円の塾を開く。家庭の困窮から塾に行けず、高校受験で不利になってしまう中学生を教員志望の学生らがサポートする。生徒の学力底上げはもちろん、新型コロナウイルスの拡大により、キャンパスで学ぶ機会を奪われた学生の交流の場にもしたいという。学生たちの思いは--。【真田祐里】

教育学部生が週2回、全教科を指導

 中学生の学習指導をするのは早大サークル「Grow Seeds Waseda」。昨年11月に小学校教員を養成する教育学部「教育学科初等教育学専攻」の1年生25人で発足した。

 計画では、同サークルの学生が今年4月から高校受験を控えた中学生に個別指導の形で英数国など全教科を教える。週2回平日午後4~8時、料金は月1000円を予定している。

 学習指導に加えて、学生の特技を生かし「お菓子作り」「バスケットボール」など体験型学習もしたいという。

 なぜ、大学生が中学生に受験指導なのか――。

子ども食堂で知った「自分たちは恵まれている」

 サークル発起人の梅木星輝さん(19)は大学入学後、千葉の子ども食堂で学習支援のボランティア活動をしている。そこで知ったのは、生活困窮世帯を対象とした行政の学習支援の対象にならず、塾にも行けない子どもたちだった。

 新型コロナの影響で経済的に困窮している家庭もあった。「自分たちは恵まれている」。梅木さんは思い知ったという。

 「だから、子どもたちに学びの機会だけでなく、居場所も提供していきたい」

 学びの機会が制限されている学生にとってもメリットはありそう。

オンライン授業で大学生の実感がわかない…

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