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「山梨のデスパイネ」が早大1年でベストナイン 過去には斎藤佑樹投手も

早大野球部創設者・安部磯雄の記念碑の前で撮影に応じる早大・野村健太外野手=2020年12月22日午後4時33分、上鵜瀬浄撮影

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 山梨学院高時に甲子園で3本塁打を放ち、「山梨のデスパイネ」と呼ばれた選手がいる。早大の野村健太外野手だ。2020年秋の東京六大学リーグでは優勝に貢献し、1年生ながらベストナインに選ばれた。2年目に向け「最初の1年が一番良かったと言われないようにしたい」と気を引き締める。【上鵜瀬浄】

 1カード2試合制で行われた秋季リーグ戦では、「6番・右翼」で全10試合に先発した。リーグ戦初出場を果たした明大戦から3試合連続で安打を放つと、東大戦からは4試合連続安打をマークした。東大戦では計3打点を挙げた。打率3割5分7厘で首位打者争いに加わったが、最終週の早慶戦は「甲子園より緊張した。足が震えて浮いている感じがした」と7打数無安打に終わった。それでもチームは慶大に連勝して15年秋以来、10季ぶり46回目の優勝を果たした。

2020年の東京六大学秋季リーグ戦でベストナインに選ばれた早大・野村健太外野手=早大野球部提供

 早大からは、楽天にドラフト1位指名された4年生左腕・早川隆久投手とともにベストナインに初選出された。本人は「驚いた。出来過ぎ」と話す。これまで早大の1年生では、07年春、秋のリーグ戦の斎藤佑樹投手(現日本ハム)らがベストナインを受賞している。

 野村選手は「山梨で鍛えられたのが大きい」と振り返る。愛知県安城市出身で中学時代に地元のシニアチームで全国優勝した。09年春のセンバツで清峰(長崎)を初優勝に導いた吉田洸二監督(51)を慕って山梨学院高に進んだ。徹底して走り、筋力を強化する厳しい練習に励んだ。

 ソフトバンクの主砲にちなんだ「山梨のデスパイネ」の愛称は、その吉田監督が付けた。甲子園には2年夏から3季連続出場し、身長180センチ、体重88キロの恵まれた体格を生かして計3本塁打を放った。19年春のセンバツでは、札幌第一(北海道)との1回戦で星稜(石川)の松井秀喜さん(元米大リーグ、ヤンキースなど)らに並ぶ1試合2本塁打を放った。

早大野球部の小宮山悟監督=西東京市東伏見の早大野球部安部寮で2020年12月22日午後3時59分、上鵜瀬浄撮影

 高校通算53本塁打をマークしプロ行きも考えた野村選手だったが、3学年先輩の滝沢虎太朗外野手が早大にいたこともあり、吉田監督の勧めで進学した。大学では高校時代の金属製から木製にバットが変わる。20年秋のリーグ戦で本塁打はなく、野村選手は「木製バットではミート力とインパクトの強さを高めないといけない」と自覚する。吉田監督は「高校時代と比べフォームが良くなった」と言う。

 プロ野球で通算117勝を挙げ、米大リーグも経験した早大の小宮山悟監督(55)は「球を待つ構えや見方、スイングが良い」と評価する。100キロ近い体重を課題に挙げつつ、「本塁打が1本出れば、1シーズン4~5本打てる能力はある。鍛錬してほしい」と期待している。

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