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ぐるっと東日本・くつろぎの宿

白井屋ホテル/中 県都の歴史につながる 老舗旅館の面影生かす /東京

吹き抜けに配管が巡ったようなレアンドロ・エルリッヒさんの作品「Lighting Pipes(ライティングパイプ)」=前橋市本町2の白井屋ホテルで尾崎修二撮影(C)Katsumasa Tanaka

白井屋ホテル 前橋市本町2の2の15

 「HOTEL白井屋」

 フロントや客室17室が入るヘリテージタワーを敷地内から見上げると、レトロな書体が白塗りの壁に残っている。300年続いた老舗旅館「白井屋ホテル」の名残だ。

 このタワーは築約50年の建物を改築し、そのコンクリート構造を荒々しく残す。1階ラウンジから見上げると灰色の無骨な柱や梁(はり)がむき出しになり、最上階の4階まで吹き抜けになっている。これは、廃業前に75あった客室を取り壊してできた。そこに張り巡らされた配管のような作品は、金沢市の21世紀美術館の人気展示「スイミング・プール」などで有名なアルゼンチン出身のレアンドロ・エルリッヒさんが手がけた。

 県庁にほど近い旧白井屋ホテルは江戸時代に創業し、かつては森鷗外や陸軍大将の乃木希典らも宿泊した。戦中には出撃前に家族や恋人と最後の別れをする特攻隊員を泊めたこともあった。1975年に建物を改修してホテルとして営業していたが、中心市街地の衰退が進み、2008年に廃業した。取り壊しの話もあったが、民間主導の街づくりプロジェクトの象徴として再生し、ホテル名も受け継がれた。建築家の藤本壮介さんが全体的な…

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