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日新電機(京都市右京区)は、7000ボルトを超える特別高圧送電線の電気を、家庭向けの低電圧に変換するマイクロ変電所の実証実験をインドで進めている。特別高圧送電線の電圧を測定する変成器の技術を応用し、開発を進める「計器用変圧器(PVT)」を用いる。従来の変電所より設備のコストがかからず、ディーゼル発電よりCO2の排出が少ない利点がある。
配電設備が整っていない新興国などでの電力の安定供給を目的に、2018年度から研究開発をしてきた。従来の変電所が2段階で降圧するのに対し、マイクロ変電所の核となるPVTは1回で降圧でき、設備を減らすことでコストを削減できる。施設を設置する土地も少なくてすむ。
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