新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けテレワークに取り組んでいる河野太郎行政改革・国家公務員制度担当相が、8日の定例記者会見にオンラインで臨んだ。会見は順調に進んだが、記者側が会見室に集まっていたことに河野氏が疑問を呈し、ネット上でも「オンライン会見の意味がない」などの声が広がった。ちぐはぐな印象が残った会見の舞台裏とは。
8日の会見では、ビデオ会議システム「Zoom」を使い、記者約20人が集まった内閣府の会見室と、河野氏が住む東京・赤坂の衆院議員宿舎をつないだ。河野氏は会見中「(記者が)それぞれZoomで入っていただけるのかと思っていた。会見室におそろいなので想定と違った」と驚いた様子を見せた。終了後もツイッターに、会見室の様子の写真とともに「あれ、先方はみんな集まってる」などと投稿したため、フォロワーらから「マスコミがついていけていない」などの投稿が相次いだ。ほぼ同時刻に隣室で、対面での記者会見をしていた平井卓也デジタル改革担当相も「(記者の)みなさんが集まるならばあまり効果はないと思う」と述べた。
こうした指摘はいずれも、コロナ対策としての観点からだ。ただし今回のオンライン会見は、…
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