被災地励ました歌「しあわせ運べるように」 作詞作曲の教諭が新たな誓い

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 阪神大震災の被災地・神戸で誕生して各地に広まり、中国・四川省など各国の被災地にも響き渡ってきた歌「しあわせ運べるように」。例年は神戸の小学生の合唱団が披露してきたが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で機会が失われ、まだ出番はない。作詞・作曲した神戸市立高羽(たかは)小学校(同市灘区)の音楽教諭、臼井真さん(60)が3月に定年を迎えるが、「これからも歌で震災の記憶を伝えていきたい」と新たな誓いを胸に刻んでいる。

 2020年12月中旬。高羽小のグラウンドには、10カ月ぶりにマスクを外し、大きな声で歌を練習する子どもたちの姿があった。新型コロナの感染拡大防止のため、2メートル間隔で立つ。「どうかこの歌が、災害で苦しむ世界中の人々に幸せを運んでくれますように」。歌える喜びをかみしめる子どもたちに、臼井さんは「そんな祈るような思いを乗せて歌おう」と語り掛けた。

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