育鵬社の歴史教科書 下関市が全国唯一、新規採択 不安の声も

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2020年度使用されている育鵬社版の歴史教科書
2020年度使用されている育鵬社版の歴史教科書

 近現代史などの記述を巡って賛否がある育鵬(いくほう)社版の歴史教科書を、山口県下関市は2021年度から初めて使用する。同社版を採択する自治体が減る中、新しく採択したのは同市のみ。市内では子どもたちへ与える影響や教育に対する不安の声が上がるが、市教委は「当時を生きた人の視線で歴史を考え、議論できる」などの採択理由を説明する。【佐藤緑平】

 小中学校の教科書採択は原則4年ごとに実施され、文部科学省の検定に合格した教科書の中から、市区町村や都道府県の教育委員会が選ぶ。下関市教委は21~24年度に使用する各科の教科書を、有識者や教員らでつくる協議会の報告を踏まえて審議し、20年7月30日の定例会で採択した。

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