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核兵器禁止条約

核兵器開発などを初めて全面的に禁じる核兵器禁止条約が1月22日に発効しました。核軍縮の前進につながるか注目されています。

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核兵器禁止条約発効~私の思い

「核保有は悪」良心に照らし声上げる時だ 長崎で被爆した美輪明宏さん

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美輪明宏さん(撮影・御堂義乗)=事務所提供
美輪明宏さん(撮影・御堂義乗)=事務所提供

 核兵器の開発や保有、使用を全面的に禁じる史上初めての「核兵器禁止条約」が22日、発効する。「核のない世界」を実現するにはどうすればいいか、平和とは何か……。映画監督、俳優、元外交官、大学生などさまざまな立場の人から自身の体験や活動を踏まえて語ってもらう。1回目は子どもの頃に長崎市で被爆した歌手、美輪明宏さん(85)に思いを聞いた。

10歳の時に長崎市で被爆

 私は1945年8月9日の原爆が投下された時、爆心地から約4キロ離れた長崎市本石灰(もとしっくい)町の自宅にいました。やけどはありませんでしたが、外では無残に焼けただれた人とたくさんすれ違いました。すぐ爆心地にある祖父の家を訪ねたので放射能を浴びて被爆者になりました。被爆者からしてみれば、核兵器禁止条約ができるのは当たり前です。

 日本政府は安全保障の面などから条約に署名・批准しない立場ですが、自分たちで核兵器を作らないだけマシ、だとは思います。(軍備の)維持費を出すというのは戦後の歴史を考えると、戦争の矢面に立たないための唯一の方法だと思います。用心棒を雇っているようなものですから。

 しかし、日本が核禁条約の締約国会議などに参加することは、唯一の被爆国として当然です。そのためにも条約への署名・批准は絶対必要ですが、署名・批准したとしても核は…

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【核兵器禁止条約】

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