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コロナに負けない・兵庫五国

突然現れた新型コロナウイルスは、多くの人の生活に影を落としている。それでも負けず立ち上がった兵庫県の人々の姿を追った。

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コロナに負けない・兵庫五国

川西 キッチンバスで弁当販売 食で地域に元気届けたい /兵庫

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藤ノ木さんかく広場に止めたキッチンバスの前で弁当を披露する二岡美樹子さん(左)とスタッフの宇川友子さん=兵庫県川西市内で2020年12月15日午後0時34分、土居和弘撮影
藤ノ木さんかく広場に止めたキッチンバスの前で弁当を披露する二岡美樹子さん(左)とスタッフの宇川友子さん=兵庫県川西市内で2020年12月15日午後0時34分、土居和弘撮影

 暖かな日差しが降り注ぐ師走の昼下がり、川西市の川西能勢口駅近くにある「藤ノ木さんかく広場」で、母子3組が人工芝の敷物の上で弁当を食べていた。月数回、長男(3)と広場に立ち寄るという主婦(43)=同市=は「野菜が多くて栄養バランスがいい」と顔をほころばせた。

 弁当の購入先は「ソラカフェ なないろじかん」。広場に止めた緑色の「キッチンバス」だ。週2回、正午をはさむ3時間、販売されている。「ようやく、コロナ前の売れ行きに戻った」。運営する「合同会社 なないろじかん」代表の二岡美樹子さん(46)は喜ぶ。最近、用意した15食を完売する日が増えてきたのだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、キッチンカーによる移動販売が注目されている。起業の際に店を構えるより開業コストを抑えられるうえ、テークアウト需要の高まりも追い風だ。広場への出店誘致は、地元商工業者らでつくる「川西市中心市街地活性化協議会」が起業支援として2017年秋に始めていた。20年12月には「なないろじかん」のほか、ハンバーガーやクレープ、メロンパンなどの車が並んだ。

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