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ストーリー

松葉づえのカメラマン(その2止) 人生変えた合宿事故

母校である栃木県立佐野高校のグラウンドを訪れたシギー吉田さん(左)は、同校ラグビー部で監督を務める親友の石井勝尉さんと共に、後輩の練習を見守った。50歳を過ぎて膝の調子が悪くなり電動カートも使っている=栃木県佐野市で2020年12月3日、玉城達郎撮影

 

 ◆高校ラグビー、スクラム中に大ケガ

当事者36年ぶり再会

 17歳で頸椎(けいつい)を損傷し、松葉づえが相棒のシギー吉田(本名・吉田茂樹)さん(56)は「カメラマンの仕事は居場所だ」と言う。走ることも、よじ登ることもできなくても、「記録係」としてなら大抵のことには加われる。新型コロナウイルス禍に阻まれているが、東日本大震災から10年を迎える三陸地方も訪ねたい。がれきの街で撮影に歩く中、宮城県南三陸町で“兄貴”と慕える震災遺族と知り合った。年末も電話で近況を報告し合い「みんなの続きを撮りたい」との思いを伝えた。

 2011年夏、町職員ら43人が津波で犠牲になった南三陸町防災対策庁舎の前に咲いていたヒマワリを撮った。家族のように肩を並べて咲く姿に心を奪われ、一度はハンドルを握る車で通り過ぎたものの、引き返してシャッターを切った。種をまいたのは、庁舎屋上で波にのまれた20代の男性職員の母親ら。一家に写真を贈ったのがきっかけで交流が始まり、野球部の名投手だった父親とは、10代をスポーツにかけた男同士、意気投合し…

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