<第8期会津中央病院・女流立葵杯予選>
2019年4月、史上最年少の10歳0カ月で囲碁のプロ棋士になった仲邑菫初段(11)は、21勝17敗の成績で20年の戦いを終えた。1月の手合は、前年に勝ち上がった棋戦で対戦相手が強くなったこともあり1勝5敗と厳しさを味わった。しかしその後持ち直して、トータルの勝ち星は前年を四つ上回り、「去年より多く勝ちたいと思っていたのでよかった」と笑顔を見せた。今年1月1日付で日本棋院関西総本部から東京本院に移籍し、4月の中学入学に合わせ大阪から転居する。若きライバルがひしめく東京でどんな成長を見せるか。メールによるインタビューで将来の目標などを聞いた。
まずはコロナ禍に翻弄(ほんろう)された昨年を振り返り、「中国、台湾、韓国に行く予定でしたが、コロナで行けなくなったのが残念でした」と答えた。日本の囲碁界は中韓を猛追しているが、差の要因について、「勉強量の違いはあると思います」とし、自身も学校のない日は9時間ほど囲碁に取り組んでいるという。
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