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天王寺動物園 ホッキョクグマ出産の舞台裏 母の力信じサポート 周到な準備、積み重ね /大阪

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ホッキョクグマの飼育を担当する飼育員の油家謙二さん=大阪市天王寺区の天王寺動物園で2020年12月24日午後1時7分、澤俊太郎撮影
ホッキョクグマの飼育を担当する飼育員の油家謙二さん=大阪市天王寺区の天王寺動物園で2020年12月24日午後1時7分、澤俊太郎撮影

 大阪市天王寺動物園で2020年11月、ホッキョクグマの赤ちゃん2頭が誕生した。天王寺動物園では約6年ぶりとなる、待ちに待った出産だった。その舞台裏では、繊細さが求められるホッキョクグマの出産にあたる飼育員らの周到な準備と日々の作業の積み重ねがあった。【澤俊太郎】

 11月26日午前9時ごろ、飼育員の油家謙二さん(48)が出勤すると、獣舎にいるホッキョクグマのイッちゃん(雌、7歳)の監視モニターから、「ギャー、ギャー」と大きな泣き声が聞こえた。聞き覚えのない声に一瞬、戸惑ったが、すぐに赤ちゃんが生まれたのだと察知した。獣医を呼んで映像をさかのぼると、前日の夜に出産していたことが確認できた。

 父親のゴーゴ(雄、16歳)とイッちゃんの間に生まれた赤ちゃんは2頭で、イッちゃんは初産となった。油家さんは「ほっとしたと共に、これからが勝負だと引き締まる思いがした」と振り返る。

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