特集
東日本大震災は2021年3月で発生から丸10年の節目を迎える。未曽有の大災害から私たちは何を学んだか。次の災害への教訓として何を伝えられるか。全5回で掲載する。
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情報収集、優れた人材育成を 内田理教授(東海大情報理工学部)
大規模災害の発生時にはSNSへの投稿が爆発的に増加するため、被災者がSNSで救助を要請しても、被災地外からの無関係な発信なども含め、他の多数の投稿に埋もれてしまう。このため、現状では119番や110番、知人などへの連絡がいまだ救助要請の原則であるといえる。
ただ、電話がつながらない時などにSNSを補助的手段として活用する余地はあるだろう。そうした場合に備え、被災した場所や状況を具体的に記すなど、リアルな救助要請だと伝わるよう有効な発信方法をあらかじめ学んでおくべきだ。
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