教訓はどこに/5 災害救援 SNSの功罪 東海大情報理工学部・内田理教授の話
毎日新聞
2021/1/11 東京朝刊
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情報収集、優れた人材育成を 内田理教授(東海大情報理工学部)
大規模災害の発生時にはSNSへの投稿が爆発的に増加するため、被災者がSNSで救助を要請しても、被災地外からの無関係な発信なども含め、他の多数の投稿に埋もれてしまう。このため、現状では119番や110番、知人などへの連絡がいまだ救助要請の原則であるといえる。
ただ、電話がつながらない時などにSNSを補助的手段として活用する余地はあるだろう。そうした場合に備え、被災した場所や状況を具体的に記すなど、リアルな救助要請だと伝わるよう有効な発信方法をあらかじめ学んでおくべきだ。
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