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東日本大震災10年へ 語り部ナビに導かれ コロナ禍で注目、カーシェアリング協会製作

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、東日本大震災の被災地では対面による語り部活動が難しくなっている。そんな中で注目を集めているのが、被害状況などを説明してくれるカーナビ「語り部ナビ」。この機能を搭載したレンタカーで、記者も被災地を回ってみた。

 「残念ながら、東日本大震災で最大の被災地は石巻になります」。車をレンタルした「日本カーシェアリング協会」(宮城県石巻市)の事務所を出発すると、カーナビが「語り部」を始めた。市内を流れる北上川に沿って、まずは大川小学校(閉校)へと向かった。

 2011年3月の震災で児童・教職員計84人が犠牲になった大川小では、校舎を震災遺構として整備するための工事が続いている。工事車両が並ぶ敷地に近づくと、こんな案内が流れた。「学校に最大8・6メートルの津波が来るまで51分の時間がありましたが、避難を開始したのは津波が来る1分前でした」。渡り廊下は大きくひしゃげ、窓枠だけが残る校舎を見ると、子供たちの恐怖は計り知れなかっただろうと感じた。「日常は一瞬…

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