東大阪市花園ラグビー場を舞台に史上最多の63校が参加し、9日に閉幕した第100回全国高校ラグビー大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高校体育連盟、大阪府、大阪府教委主催)で、桐蔭学園(神奈川)は東日本勢として相模台工(神奈川)以来26大会ぶりの連覇を成し遂げた。4強のうち3校は近畿や九州の西日本勢で「西高東低」の構図に変化はないものの、頭一つ抜けた力を示した桐蔭学園の黄金時代到来を感じさせた。
桐蔭学園は精度の高いパスや鋭い突破力など個々のプレーが注目されがちだが、常に1手、2手先を読む力こそ最大の強みだ。縦横無尽に連続攻撃を仕掛け、意図的に相手選手を密集に巻き込みながら防御の穴を作り出した。相手の力をいなしながらスキを突く、高校生離れした大人のラグビーでもあった。また、頂点を見据えて1回戦から多くの選手を起用。各ポジションの適性を試すなど選手層の厚さは際立っていた。
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