東日本大震災10年

宮城・石巻で成人式 友へ祖母へ、誓う恩返し 大川小卒の19歳「寄り添う看護師に」

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成人式で司会を務めた佐藤楓華さん(左)=宮城県石巻市の河北総合センターで2021年1月10日
成人式で司会を務めた佐藤楓華さん(左)=宮城県石巻市の河北総合センターで2021年1月10日

 2011年3月の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市で10日、成人式が開かれた。児童74人が津波の犠牲になった市立大川小の当時の4年生も新成人となり、この日を迎えられなかった友への思いも胸に、式典に臨んだ。

 新型コロナウイルス禍のため、晴れ着にマスク姿で静かに始まった成人式。国歌斉唱前、司会を務める看護専門学校2年の佐藤楓華(ふうか)さん(19)が「感染予防のため、声は出さず心の中で斉唱願います」と呼び掛けた。

 10年前の3月11日。楓華さんは大川小の4年生教室で、10歳という「2分の1成人」を迎えた感謝を両親らへ伝える歌を録音している時、地震に遭った。この日が誕生日だった親友と永遠の別れの日となり、18人いたクラスは新5年生の新学期には4人となった。

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