金正恩氏はなぜ「永久欠番」の肩書を復活させたのか 人民服に込められた狙いとは

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北朝鮮の朝鮮労働党大会で党総書記に選出された金正恩氏=平壌で2021年1月10日、朝鮮中央通信・朝鮮通信
北朝鮮の朝鮮労働党大会で党総書記に選出された金正恩氏=平壌で2021年1月10日、朝鮮中央通信・朝鮮通信

 北朝鮮の最高指導者である金正恩(キムジョンウン)氏が10日、2011年に亡くなった父親の金正日(キムジョンイル)氏と同じ朝鮮労働党の総書記に就任した。浮かび上がるのは、経済的な苦境が続く中、過去への回帰で国内の結束を図らざるを得ない北朝鮮の現状だ。【ソウル渋江千春】

制裁の解除を導き、経済発展につなげる戦略だったが…

 今回、金正恩氏はポスト新設ではなく、祖父や父を連想させる肩書の復活を選んだ。ラヂオプレス(RP)によると、祖父の故金日成(キムイルソン)国家主席は1966年10月から死去する94年7月まで党中央委員会総書記を務め、父親の故金正日氏も97年10月から死去する11年12月まで総書…

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