やんちゃ盛りの10歳で「母に命令され」、小林紀子バレエアカデミーの門をくぐった。既定路線は師の母校である英ロイヤル・バレエスクールへの留学。だが7年後、小林十市は米国へ向かっていた。
「古典よりも現代作品に向いている」と、国際コンクールの審査員に助言されたのがきっかけ。少年の目は一気に「憧れのミハイル・バリシニコフがいるニューヨーク」へと転回し、スクール・オブ・アメリカン・バレエ(SAB)の入試に臨む。「基礎を見ただけで『来週から稽古(けいこ)に参加して』と。拍子抜けするほどあっさりと」運命が決まった。ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)の付属校とあって公演は見放題。「バリシニコフらスターが同じ稽古を受けに…
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