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進む千葉2021

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/7 新たな可能性広がる場に 銚子でシェアハウス経営・画家 宮内博史さん /千葉

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マスクをした歌舞伎役者の絵の前に立つ宮内博史さん=千葉県銚子市で2020年11月24日、近藤卓資撮影
マスクをした歌舞伎役者の絵の前に立つ宮内博史さん=千葉県銚子市で2020年11月24日、近藤卓資撮影

 「人が来ることで、新たな可能性が広がるんです。コロナなんかには負けられない」。銚子市でビジネスホテルを経営しながら画家としても活動する宮内博史さん(34)が2020年3月、アーティスト向けの制作スペースを併設したシェアハウス「ロクの家」を開いた。築50年の民家を自身で改修し、20畳のアトリエとギャラリーも備えた。さまざまな職業や体験を重ねてきたアーティストとしての一つの答えが、ここにある。

 同市に生まれ、幼い頃から絵を描くことが好きで、「大きな油絵を描きたい」と、和光大学(東京都町田市)の芸術学科に進んだ。在学中に舞台表現などのパフォーマンスにも携わり、銚子に戻った。10年に家族が営むビジネスホテルを引き継ぎ、自身で館内を改装し、ホテル名を「ビジネスホテル中央」から「かもめホテル」に変え、親しみやすい雰囲気にした。

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