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「パ」との差縮めるには=元プロ野球選手・山崎武司氏

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山崎武司さん
山崎武司さん

 プロ野球は近年、パ・リーグが優勢だ。昨年の日本シリーズもパのソフトバンクが初の2年連続無傷の4連勝でセ・リーグ覇者の巨人に圧勝し、力の差は開くばかり。セ、パの差を縮め、プロ野球の魅力をさらに高めるために必要なことは何か。中日、楽天などでプレーし、両リーグで本塁打王に輝いた元選手の山崎武司さん(52)に聞いた。【聞き手・角田直哉】

「セ」に変化呼ぶ「DH」

――日本シリーズは昨年まで8年連続でパ球団が制し、2005年に始まったセ・パ交流戦もセ球団の勝ち越しは1度だけと、「パ高セ低」が続いています。

 打者が速い真っすぐに振り負けないかどうか。その差が大きいと思います。現状では負けずにはじき返すのがパで、押し込まれてしまうのがセ。パは球速が速く力強い投手がそろっているので、打者も対抗するには強いスイングをしなければなりません。その循環でパの選手はいい意味で荒々しく、パワーにあふれています。よく話題になる指名打者(DH)制==も影響していると思います。一般的にセは打順が下位に行くにつれて打力が落ちていきますが、DHを導入しているパは投手が打席に立たないので打線に切れ目がありません。DHで野球が大胆になるのは間違いないでしょう。

――昨年の日本シリーズは山崎さんの指摘通りの展開でした。

 投手のレベルが違いすぎました。ソフトバンクは先発だけでなく中継ぎにも150キロ台を投げ込むパワータイプがそろっています。巨人はエース菅野智之投手も含め技巧派に近い投手が多い。ソフトバンクは主砲以外でも、栗原陵矢選手や甲斐拓也選手が思いきりのいいスイングでスタンドまで運びます。巨人はパワーを前面に出してたたみかけてくる相手に、受けに回ってしまった印象です。

――パに「力勝負」という土壌が育ったのはなぜでしょう。

 最近に限って言えば、新人選手選択(ドラフト)会議での成功が…

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