水爆実験が残したもの マーシャル諸島で暮らした映画監督が伝えたいこと
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大川史織さん(32)は南洋・マーシャル諸島を舞台にしたドキュメンタリー映画を製作して戦争の爪痕を伝えてきた。マーシャルには米国が水爆実験を行ったビキニ環礁があり、3年間移住した際には、今も現地の人々の心身に深刻な影響を及ぼしていることを感じたという。核兵器がもたらすものを見つめてきた大川さんの思いを聞いた。【聞き手・竹内麻子】
私が日本人以外の被ばく体験について知りたいと思ったのは、高校3年だった2007年です。当時、核や環境の問題に関心があり、ビキニ環礁の水爆実験で知られるマーシャルのスタディーツアーに参加しました。1946年から58年にかけて米国による核実験が67回も行われました。
戦争の記憶伝える理由
7歳の時にビキニの水爆ブラボー実験を体験した60歳(当時)の女性は「いつも体調が悪くたくさんの薬が手放せない」と話していました。死産を何度も経験し、養子をもらったそうです。…
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