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はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

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はやぶさ2 コロナ下のカプセル回収の「舞台裏」 橘省吾・東大教授ルポ・上

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探査機はやぶさ2のサンプラーを開発した橘省吾・東京大教授=東京都文京区で2018年10月、永山悦子撮影
探査機はやぶさ2のサンプラーを開発した橘省吾・東京大教授=東京都文京区で2018年10月、永山悦子撮影

 小惑星リュウグウの石を地球へ届けることに成功した探査機「はやぶさ2」。はやぶさ2が小惑星で石を採取する装置の開発に携わり、オーストラリアでの回収作業に当たった橘省吾・東京大宇宙惑星科学機構教授(宇宙化学)から、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で実施された回収作業や、石の入った容器の開封作業の一部始終を報告するルポが寄せられた。一連の作業で、メンバーの目に映ったものは何だったのか--。隔離や暑さ、虫とも闘いながら、一分一秒も無駄にしない綿密な計画で進められた回収作業の舞台裏を、3回に分けて紹介する。

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「太陽系」「地球の生命」誕生の鍵さぐる旅

 太陽系はどのように誕生し、地球をはじめとする惑星がつくられたのだろうか。どのようにして地球は海に覆われ、生命を育むようになったのだろうか。そんな疑問に答える鍵を求める旅が、探査機「はやぶさ2」の小惑星リュウグウ・サンプルリターン探査(小惑星から物質を持ち帰る探査)でした。

 小さな天体だからこそ、長期間にわたり、天体が溶けるような大規模な地質活動がなく、太陽系の始まりの記憶を失わずに残していると考えられます。科学者が小さな天体に注目するのはそのためです。はやぶさ2探査では、そのような小さな天体の石を分析し、太陽系の古い記憶をたどりたいと考えている科学者たち(私もそうです)が自ら、小惑星の物質を採取する装置「サンプル採取機構(サンプラー)」の開発に携わりました。サンプラーを開発したサンプラーチームからの視点で、再突入カプセルの回収作業からサンプルコンテナ(試料が入っている容器)の開封作業までを振り返ろうと思います。

「先代」帰還前から活動を開始

 私たち、はやぶさ2サンプラーチームは、先代の探査機はやぶさが小惑星イトカワから帰ってくる前、…

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【はやぶさ2】

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