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際立つ大阪のコロナ死 その理由、高齢者の「命のリスク」高める構図とは

第35回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議で、対策を話し合う吉村洋文大阪府知事=大阪市中央区で2021年1月12日午後5時18分、望月亮一撮影

 新型コロナウイルスで、大阪府の死者が急増している。12日までの累計は690人で、人口が約1・6倍の東京都(691人)に迫る。昨年12月は11月(78人)を大きく上回る259人で、東京(138人)の約1・9倍を記録。大阪など関西3府県でも緊急事態宣言が再発令される見通しとなったが、なぜ大阪で死者が多いのか。各種データや府の分析を総合すると、複数の事情が重なり、高齢者の「命のリスク」を高めている構図が見えてきた。

死者の97.7%が60代以上

 「何とか感染拡大を抑えないといけない状況だ。市中感染がどんどん広がれば、死者数も増えてしまう」。吉村洋文知事は12日、記者団にこう危機感を示した。

 府によると、昨年10月10日~今年1月5日の死者390人を分析すると、97・7%が60代以上だった。感染者全体の死亡率は1・9%だが、60代以上に限ると6・0%に跳ね上がる。60代以上の累積感染者数は、昨年11月初めには2000人以下だったが、12月24日までの2カ月弱で倍以上の4654人に増えた。感染者に占める高齢者の割合も上がり続け、同月13~24日には60代以上が36・4%となり、同時期の東京(16・7%)の倍以上になった。

 そもそも大阪と東京では、人口構成が異なる。2020年1月1日現在の60代以上の割合は、大阪が32・2%で東京の28・4%を上回る。19年の国民生活基礎調査によると、大阪の3世代同居率は2・5%で東京の1・8%よりも高い。

 そこに人の流れを重ねると、大阪で死者が多い理由が浮かぶ。15年の国…

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