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目は語る

1月 「日本のたてもの」展 精巧な模型が伝える「技」=高階秀爾

法隆寺五重塔 10分の1模型 1932年 東京国立博物館蔵

 先ごろ、日本の「伝統建築工匠の技」が、ユネスコの「無形文化遺産」に登録された。

 古代から現代までの多様な日本の「伝統建築」は、近代になって鉄筋コンクリートや鋼材が登場するまでは、もっぱら木造であった。

 例えば、世界最古の木造建築として世界遺産にも登録されている法隆寺の金堂や五重塔がその例である。法隆寺にかぎらず、聖武天皇が全国に建てさせた国分寺や、それ以降の木造多重塔が数多く残されている。時には京都・東寺(教王護国寺)の五重塔のように、高さ55メートルにも及ぶこれらの木造多重塔で、地震や台風で倒壊した例はひとつもないという(火災で失われた例は多い)。長い歴史のなかでこれらの多重塔を支えてきたのが、工匠たちの「技」である。

 現在、この多彩な日本の伝統建築を紹介する大がかりな展覧会が、東京で開かれている。「日本のたてもの 自然素材を活(い)かす伝統の技と知恵」という統一テーマのもとに、東京国立博物館表慶館での「古代から近世、日本建築の成り立ち」(2月21日まで)、国立科学博物館での「近代の日本、様式と技術の多様化」(11日で終了)、それに国立近現代建築資料館での「工匠と近代化 大工技術の継承と展開」(2月11日まで)…

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