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講談師・鱗林のぐるぐるりんりん

棋士伝「文本力雄物語」 藤井二冠育てた人柄 /愛知

挿絵 登龍亭獅篭(落語家)

 藤井聡太二冠の活躍で愛知の将棋ブームはどえりゃ~ことになっている。わが町、名古屋市熱田区では3年前から1月初旬に熱田こども将棋大会を開催。杉本昌隆八段はじめプロ棋士をゲストに迎え、会場の熱田神宮の文化殿に全国から将棋好きが集合する。

 熱田神宮といえば織田信長が桶狭間の戦いの戦勝祈願をした場所で、勝利の神様としても有名。棋士の先生方が参拝される姿もあり、将棋っ子たちに初詣のお客様にとにぎやかだ。そんな中、毎年「りんりんさん、こんにちは!」と声を掛けてくれる子どもたちがいる。愛知県瀬戸市で文本力雄(りきお)先生が主宰する「ふみもと子供将棋教室」の生徒さんだ。私は日本一有名な将棋教室だと思っている。なぜなら藤井二冠が5歳の頃から通った将棋教室ですから!

 4年前から講談「藤井聡太物語」を手掛け始めた私は、取材のためこの将棋教室に何度もうかがった。子どもたちと共に将棋を学ばせていただき、取材も兼ねて先生と一献。「先生、聡太君に負けてしまったことはあるんですか?」「わしは聡太にはいっぺんも勝ったことないんだわ」と大きな笑顔。「えっ! 先生が?」「わしは田舎のボッコ先生だで。イノシシ先生なんだわ」。顔から口がはみ出そうなぐらい、さらに豪快に笑う。なんて…

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