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感染症と闘う

病原体が体に侵入し、人の生命すら脅かす感染症。人類の脅威となった新型コロナウイルスを特集します。

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2021年・コロナ ノーベル賞受賞者・本庶佑氏に聞く/下 ワクチン普及で収束か

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本庶佑・京都大高等研究院特別教授=川平愛撮影
本庶佑・京都大高等研究院特別教授=川平愛撮影

 感染拡大を続ける新型コロナウイルス。来月にも始まるワクチン接種への期待が高まるが、その効果は未知数で、副反応(副作用)などの課題もある。免疫学の世界的権威であるノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑・京都大高等研究院特別教授に、ワクチンへの期待度などについて聞いた。

――米国などで接種が始まった新型コロナのワクチンについて、どのようにとらえていますか。

 ワクチンについては、まだ接種の数に限りがあるため、今後を見通すことは難しいと言わざるを得ません。米国で承認されたファイザー製のワクチンは、ウイルスの遺伝情報を担うRNA(リボ核酸)のごく一部を体内に入れ、ウイルスに対抗する抗体を作ります。一方、従来のワクチンは不活化しているもののウイルスそのものを入れるため、理論的にはRNAワクチンの方が副作用のリスクは低いと考えられます。

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