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家電IT見本市「CES」開幕 注目はコロナ対応技術 初のオンライン開催

ソニーが公開した、歌手のマディソン・ビアーさんのアバター(中央)が仮想のステージで公演する動画=エピックレコード提供

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 世界最大の家電IT見本市「CES」が11日(日本時間12日未明)、開幕した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年は初めて全てのイベントをオンラインで14日まで開く。世界的に非接触・非対面の新たな生活様式が広がっており、各企業はデジタル技術を駆使した新たなサービスをアピールしている。

 CESは例年1月、米ネバダ州ラスベガスで開かれている。2020年は約4400社が出展し、17万人が来場したが、オンライン開催となった今年の出展企業は約2000社と半分以下に減少。日本企業ではソニーやパナソニック、NTTなどが出展する一方、常連のトヨタ自動車やホンダなど自動車メーカーは出展を見送った。

 11日のメディア向け発表会には、各企業のトップらが登壇。新型コロナの影響で大勢の人が集まるライブが制限される中、ソニーは歌手の動きをセンサーで捉え、コンピューターグラフィックス(CG)で再現したアバターが、仮想のコンサートホールで歌う動画を配信した。スタジオなどで歌っていても、本物のホールでライブをしているような臨場感を出せるという。ソニー・ミュージックエンタテインメントでデジタル事業を率いるデニス・クッカー氏は「アーティストとの距離を近くに感じられる」とアピールした。

 パナソニックは、客がスマートフォンで注文した食品を店側が一定の温度で保管できるロッカーを披露した。客はレジに並んだり店員と対面したりせずにロッカーで食品を受け取れる。マイケル・モスコウィッツ北米代表は「パナソニックの技術で(新たな生活様式に対応した)ビジネスに差を付けられる」と述べた。

 また、オムロンは新型コロナ感染を恐れて頻繁に通院するのをためらう人のため、家庭で患者が測定したデータを医者と共有して遠隔診療に生かすサービスなどを紹介している。

 新型コロナの感染拡大を受け、自宅勤務や娯楽、健康管理でITを活用する動きが世界的に加速しており、主催団体の全米民生技術協会(CTA)によると21年の米国のIT産業の売上高は前年比4.3%増加する見通し。CTAのシャピロ最高経営責任者(CEO)は、開幕に合わせた声明で「経済回復の道のりは長いが、新型コロナ危機に対応できるITは非常に重要だ」と述べた。【加藤美穂子、ワシントン中井正裕】

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