首都圏の大学、オンライン授業に逆戻り? 対面併用から「立ち入り禁止」まで

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明治大のキャンパスの入り口には「本学施設への入構は原則自粛してください」と書かれた張り紙が掲示されていた=東京都千代田区で2021年1月8日午後3時35分、大久保昂撮影
明治大のキャンパスの入り口には「本学施設への入構は原則自粛してください」と書かれた張り紙が掲示されていた=東京都千代田区で2021年1月8日午後3時35分、大久保昂撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京など1都3県に緊急事態宣言が出されたことで、大学の授業をオンラインに戻す動きが広がっている。後期の授業は、文部科学省の働きかけもあり、多くの大学が対面方式の再開にかじを切っていたが、一気にブレーキがかかった格好だ。今後の感染状況によっては、来年度の授業計画に影響する可能性もある。【大久保昂】

原則オンラインに切り替えた明治大、学生は「仕方ない」

 「本学施設への入構は原則自粛してください」

 緊急事態宣言の初日となった8日。東京都千代田区の明治大のキャンパスの入り口には、赤字で書かれた張り紙が掲示され、出入りする人影はまばらだった。図書館で勉強をするために訪れたという商学部2年の男子学生(20)は「12月までは週1回のゼミは対面だったが、オンラインに切り替わると聞いた。この状況なので仕方ない」と話した。

 明治大は昨年末までは、…

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