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スーパーカー「オロチ」から20年 富山・光岡自動車、新たなオリジナル車開発に意欲

2001年10月の東京モーターショーでデビューした「オロチ」=光岡自動車提供

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 地をはう大蛇をイメージしたオリジナルのスーパーカー「オロチ」で一躍全国にその名をはせた光岡自動車(富山市)。力強い流線型が特徴のボディーがデビューしたのが2001年10月の東京モーターショーだった。

 先代社長で現会長の光岡進さん(81)が他社にまねできない和製スーパーカーを目指し、「優等生的な車ではつまらない。あえて悪、恐怖、不良を連想するデザインを」と提案。06年、受注生産を開始すると、自動車賞「あなたが選ぶカー・オブ・ザ・イヤー」のスポーツカー部門賞を受賞するなど、愛好家の熱い注目を集めた。

 同社は1968年、中古車販売と板金塗装業者として社員3人からスタートした。転機は82年発売の一人乗り「ゼロハンカー」の開発事業。欧州から輸入したミニカーの修理を依頼されたものの、部品がなく、それなら「一から作ろう」とオリジナル社の製造に乗り出した。これが大ヒットし、93年には代表車「ビュート」を発売し、現在まで約1万5000台を売り上げた。

 光岡章夫社長(70)は00年、初めてデザイン画を見た。従来にない鋭さとカッコ良さが一目で気に入り「これいいんじゃない」とプロジェクトを後押しした。とはいえシャシーから自社開発で、費用も労力もこれまでとは桁違い。それでも、東京モーターショーでオロチの周囲に人だかりができた時は、苦労が報われた思いだったという。

 約2000万円という価格帯ながら、14年の生産終了まで国内で117台、海外で10台を販売。今でも全車現役で、光岡社長は「オロチは光岡に対する安心と信用を根付かせた大切なシンボル。私自身勇気をもらった」と胸を張る。

 同社では、100年企業を目指し、今後もオリジナル車の開発や店舗拡大を計画中。光岡社長は「将来的には新型オロチもあるかもしれない。楽しい乗り物フォーエバーです」と車愛は尽きることがない。【青山郁子】

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