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宇都宮ギョーザ、平日休業決めた店も 「ついに来た」栃木県緊急事態

入り口にネットが張られた休業中のギョーザ店=宇都宮市で2021年1月13日午後1時53分、渡辺佳奈子撮影

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 国の緊急事態宣言が14日に発令されることになり、栃木県内の飲食店やホテルは独自に休業を決めるなど、対応が相次いだ。

 「宇都宮餃子会」に加盟する有名店のギョーザを食べ比べられる宇都宮市馬場通りの「来(き)らっせ本店」は、2店舗あるうちの1店舗を13日から2月7日までの間、平日の臨時休業を決めた。土日は感染状況を見ながら営業を続ける。政府の観光支援事業「GoToキャンペーン」の中止や市独自の緊急事態宣言以降、来訪者が減ったこともあり、思い切って休業することで県民に危機感を伝え、少しでも感染拡大を引き留める要因になればと踏み切った。

 宇都宮餃子会の鈴木章弘事務局長(47)は「県の緊急事態宣言の要請は当然のことだし遅いくらい。減ったり増えたりの繰り返しをしても仕方がない。営業を止めてそれに対する休業補償をし、感染者数を減らしてからコントロールし続けることが必要なのでは」と力を込めた。

 同市西原町の宇都宮グランドホテルでは、県や市の要請に合わせて8日からホテル内にある飲食店の臨時休業や時短営業をしていたが、18日からは2月28日まで全館で営業を休止する。

 同ホテルの西岡美沙副総支配人(40)は「会食の場などホテルは感染拡大を広げてしまう可能性があるものを提供しており、一度クローズして人の流れを止めることがお客様と、従業員の家族の安全や健康のためと考えて決めた。一刻も早い収束のためにも、国や県には飲食店だけでなく、休業補償の範囲を広げてほしい」と訴えた。【渡辺佳奈子】

時短以上に何をすれば

 2回目の緊急事態宣言発令に、県民からはさまざまな声が出された。

 孫をベビーカーに乗せて散歩をしていた宇都宮市の無職、斎藤孝夫さん(71)は「コロナに対する恐怖感が薄れているように思える。緊急事態宣言を発令しても効果は薄いのではないか。政府がもう少し早めに対応していたら」と残念がった。

 同市の飲食店に勤務する男性(47)は「年末に遊んだ結果が今なんじゃないか。午後8時までの時短営業っていうのはサラリーマンに真っすぐ帰れということだと思うが、意図が伝わらなければ変わらない」と厳しい。

 緊急事態宣言の発令に賛成という同市の無職、新井陽子さん(69)は「お店をやっている人は気の毒。長期的に補償するなど、対応の仕方を考えてほしい」と訴えた。

 足利市でカフェなどを営んでいる同市通2丁目商業会の浜田陽一会長(61)は「年明けから感染が急増している状況を日々注視していたので、ついに来たかと感じている」と嘆息。「今は時短営業しているが、これ以上どのような対策を取れば良いのか。こうすれば収束するという具体策も展望も見えない」とうなだれた。【渡辺佳奈子、太田穣】

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