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今季からプロ野球・巨人の1軍投手チーフコーチ補佐として、15年ぶりに古巣に復帰することになった桑田真澄氏(52)。現役引退後は大学院でスポーツビジネスを学び、投手や野手の動作についての研究などで見識を深めてきた。12日にオンラインで行われた記者会見でも球界きっての「理論派」としての一面が垣間見えた。
桑田氏は東京六大学野球の東大で特別コーチを務めた経験などがあるものの、プロ野球のコーチは今回が初めて。「まずはコーチの皆さんからも情報を聞いて、どのような強化策が必要なのかを考えたい。選手の顔や名前を覚えて特徴や個性、課題を洗い出すことが大事。それから自分なりの指導がしていければ」と決意を語った。
「自分なり」に込める一つの思いが、科学的根拠に基づいた指導だ。桑田氏は自身の現役の頃は「たくさん走って、たくさん投げろという時代だった」と振り返る。現在は自分の投球フォームを、すぐにコマ送りで確認できるようになるなど科学技術が進化しており、「感覚と実際の動きが一致することが大事。そうすることで潜在能力を最大限に引き出せる。そういう指導で一人でも多くの選手が活躍してくれたら」と話す。
巨人首脳陣の陣容は昨年中に固まっていた。…
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