ラグビー・トップリーグ(TL)のNTTコミュニケーションズに、韓国人選手で元軍人の申友城(シン・ウソン)が新戦力として加わった。ポジションはスクラム最前列のプロップ。約1年8カ月の兵役を終えた23歳は、ある思いを胸に来日した。
「日本での生活に不満はありません。驚いたことは道ばたにゴミが落ちていないこと。私もゴミ袋を持ち歩くようになりました」。182センチ、110キロの巨体を誇る申は、千葉県浦安市にあるNTTコムの練習グラウンドで笑顔を見せた。
昨年11月下旬に韓国から来日し、新型コロナウイルス感染拡大の影響による2週間の隔離措置を経て、チームに合流。「食べられる物を作るくらいはできます」と、浦安市内で1人暮らしする。来日前は兵役義務のある韓国で軍の体育部隊「尚武(サンム)」に所属。兵役期間をラグビー選手として過ごす軍人だった。
ソウル出身で、中学からラグビーを始めた。「勉強は苦手だったが、スポーツは得意だった」と申。日本以上の学歴社会と言われる韓国で、自身の才能に…
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毎日新聞東京本社運動部。1987年、北海道生まれ。2010年入社。津支局、中部報道センター(名古屋市)を経て、16年10月から現職。17年からパラリンピックを担当し、18年に平昌パラリンピックとジャカルタ・アジアパラ大会を現地取材した。19年はラグビーW杯取材に没頭。甲子園まで「あと1勝」に迫った高校球児の頃から好不調の波が激しい。
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