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最後のラグビー・トップリーグ(TL)が16日に開幕する。2003年に始まったTLは、22年1月から新リーグに移行する予定。今季は世界的なスター選手が次々と来日し、白熱した試合が期待される。ただ、新型コロナウイルスの陽性者が確認されたため、開幕節から中止の試合があるなど、今後も感染状況次第で日程変更の可能性はある。
今季のTLは16チームが「レッド」「ホワイト」の2組に分かれ、総当たりの第1ステージで争う。さらに下部のトップチャレンジリーグの上位4チームを加えた計20チームが4組に分かれ、1回戦総当たりの第2ステージを実施。各組上位2チームがトーナメント形式のプレーオフに進み、決勝は5月23日に東京・秩父宮で開催される予定だ。
注目は、サントリー入りしたニュージーランド(NZ)代表のSO、B・バレット。パス、キック、ランに秀でた万能型で、16年から2年連続で国際統括団体の年間最優秀選手に選ばれた。NZ代表のバックスとして活躍したB・スミスは、18年シーズンを制した神戸製鋼に加入。元スコットランド代表のSHレイドローはNTTコミュニケーションズで、19年ワールドカップ(W杯)日本大会で南アフリカの優勝に貢献したWTBマピンピはNTTドコモでプレーする。
スター選手のプレーに期待が高まる一方、開幕前から新型コロナが影を落とす。キヤノン、トヨタ自動車、サントリーの3チームに感染者が多数出て、16日のトヨタ自動車―サントリー戦、17日のリコー―キヤノン戦が中止となった。
昨年1月に開幕した20年シーズンのTLは、W杯日本大会の追い風を受けて歴代最多ペースで観客動員が推移したが、新型コロナの影響で第6節で中止となった。今季は新型コロナの影響で開催できない試合は、引き分けと同じく両チームに勝ち点2を与える。感染状況によっては大会形式を変更して実施し、全試合の75%以上の消化が条件となるシーズン成立を目指す。太田治チェアマンは「全ての方の安全を優先して運営したい。ハイレベルなラグビーを楽しんでほしい」と話している。【大谷津統一】
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