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どうすれば安全安心

出生前診断のビジネス拡大 子の治療から逸脱の懸念

新出生前診断の課題について説明する宮城県立こども病院の室月淳産科部長

 何のために検査を受けるのだろうか。早い段階で病気を見つけて治療したい。健康なのを確かめて安心したいなど動機はさまざま。ただ治療できない病気が思いがけず見つかった場合の対処は難しい。母親のおなかの中の赤ちゃんに染色体異常がないかどうかを調べる「新出生前診断」は、そうした課題を突き付けている。

不安をあおり作るニーズ/手軽さと安価さを売りに/不十分なカウンセリング

 高齢出産への不安をあおる形で無認定の検査ビジネスが国内で拡大している。「望まない結果が出たときにどう対処するか、検査を受ける前にパートナーと一緒に十分に考えておく必要がある」。こう訴えるのは、宮城県立こども病院の室月淳産科部長だ。

 冒頭の新出生前診断は妊婦の血液にわずかに含まれる胎児のDNA断片を高精度で調べる検査。国内では2013年に日本産科婦人科学会の臨床研究として始まった。全国100以上の認定施設が参加する「NIPTコンソーシアム」が実施し、室月さんの病院もその一つ。認定施設で年間1万4000件以上を実施している。

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