東京・新橋演舞場は、海老蔵と若手花形主体の「初春海老蔵歌舞伎」。最初が右團次の曽我五郎、壱太郎の曽我十郎、児太郎の静御前による舞踊「春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)」。3人が拍子にあわせて、七種をたたくそぶりがあるなど、初春らしい風情が漂う。
続いて「毛抜(けぬき)」。小野家のお家騒動を使者として訪れた粂寺弾正(海老蔵)が解決する。若衆の秀太郎(児太郎)、腰元巻絹(壱太郎)に次々とたわむれかかっては、はねつけられる弾正の色気と愛嬌(あいきょう)を海老蔵が発揮。陽性さが歌舞伎十八番物の荒事に似合う。右團次の玄蕃、男女蔵の民部。
最後が舞踊2題。ぼたんの「藤娘」と堀越勸玄の牛若丸、海老蔵の弁慶の「橋弁慶」。
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