昨年12月に指された6回戦の第2局。佐藤康光九段と佐藤天彦九段による同姓対決を駆け足で振り返ろう。
佐藤康は羽生善治九段との5回戦を最終盤の一失で落として2敗目を喫し、佐藤天は2連勝後の3連敗で黒星を先行させている。ただし、昨日までご覧いただいた通り、その5回戦の最終局で斎藤慎太郎八段が豊島将之竜王の軍門に降って全勝者が消えた。挑戦レースの行方はまだ見えない。今期は最終局までもつれ込むだろう。
11日、東京の将棋会館「特別対局室」。定刻に佐藤康の[先]7六歩で対局が始まると、佐藤天はマフラーを几帳面(きちょうめん)に折りたたんで膝掛け代わりに膝の上へ乗せた。今期、初めて佐藤天の盤側につくが、マフラーの膝掛け使用は以前からしばしば目にしている。習慣化した佐藤天の冬場の対局光景といっていい。
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