乳幼児健診を受けずに子どもが虐待死した事件が相次いだことを受け、全国の主要74市区を対象に実施した毎日新聞のアンケートで、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を尋ねたところ、半数以上の自治体が未受診児への対応が「滞った」と回答した。家庭内での虐待がみつかりにくくなる事態も懸念される。
「健診のご案内、届いていますか」
京都市では乳幼児の集団健診が終わると、保健師らが受診会場に姿を見せなかった子どもの親に電話をかける。中には受診を拒んだり、何度電話してもつながらなかったりする親もいる。家庭訪問で接触を試みて状況を把握。結果を1カ月後の会議に持ち寄る。子どもに直接会えない場合や、児相などと連携して対応する必要がある場合、健診予定日から2カ月以内に要保護児童対策地域協議会(要対協)に情報を提供する。
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