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フィリピンで国軍兵士が「中国製密輸ワクチン」接種 大統領は擁護、問題沈静化狙う

フィリピンの首都マニラをマスク姿で歩く女性=2021年1月11日、ロイター

 フィリピンでドゥテルテ大統領の身辺を守る国軍の警護隊員が2020年9~10月に新型コロナウイルス感染症の未承認ワクチンを接種していたことが発覚し、問題となっている。当時、同国で緊急使用が認められたワクチンはなく、接種されたのは中国製の「密輸ワクチン」とされる。一方、中国からのワクチン供給に期待するドゥテルテ氏は、入手経路などの調査は実施しない方針で、問題の幕引きをはかろうとしている。

 ドゥテルテ氏が20年12月、国軍兵士が中国の国有製薬会社「中国医薬集団(シノファーム)」製の未承認ワクチンを接種したと言及。その後、国軍高官が少人数の警護隊員が接種したと認めた。大統領は事前に知らされていなかったという。

 政府はワクチンが「寄付されたものだ」として、輸送方法や接種の経緯などの詳細を明らかにしていない。警護隊員についても「大統領を守るため命を懸けた」(ロケ大統領報道官)、「正当化される」(ロレンザーナ国防相)と擁護する。

 地元メディアは、ドゥテルテ氏の関与や国内に持ち込まれた経緯などを追及。安全性についても危惧する。一部の国会議員らも公聴会で警護隊の責任者に証言するよう求めているが、ドゥテルテ氏は「応じる必要はない」と強硬な姿勢だ。

 報道によると、フィリピンは米製薬大手ファイザーなどとの購入交渉が難航し、…

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