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「テレワークも限界」「遅すぎる」「先が見えない」 宣言再発令の朝、福岡市の繁華街

通勤電車を降りて改札口に向かう人たち=福岡市中央区の西鉄福岡(天神)駅で2021年1月14日午前7時52分、津村豊和撮影

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 新型コロナウイルスの感染拡大により、福岡県や大阪府など7府県に緊急事態宣言が再び発令されて初めての朝を迎えた。2月7日までの宣言期間中に政府などは「出勤者の7割減」に向けたテレワークの推進を求めるが、職場の事情ですぐには対応できない人も多く、福岡市の繁華街では14日朝、前日と変わらない通勤風景が見られた。

 携帯電話販売会社に勤める男性(40)=福岡県柳川市=は午前8時過ぎ、福岡市中央区の西鉄福岡(天神)駅の改札を出た。「販売の仕事なので人と対面せざるを得ない」と、通勤時の混雑を含め感染への不安はつきない。初めて宣言が出た2020年4月と比べ周囲の緊張感も乏しく感じるといい「政府の感染防止対策は中途半端。本気で対応したいならばロックダウン(都市封鎖)を含めメリハリのある対応が必要」と強調した。

改札口を出て職場などに向かう人たち=福岡市中央区の西鉄福岡(天神)駅で2021年1月14日午前7時49分、津村豊和撮影

 福岡市南区の銀行アルバイト、富田輝代さん(52)は「金融は社会のインフラで止めるわけにはいかない。テレワークも限界がある」と天神の職場に向かった。職場では社員食堂内での私語を禁じたり、入れる人数を減らしたりして感染しないよう注意している。「緊急事態宣言が出ても大きな変化はない。これだけ感染者が増えてからでは遅すぎる」と再発令の効果に疑問を呈した。

 福岡市内の高校に通う2年の男子生徒(17)は「昨春は学校が一斉休校になったのに、今回は休校にならないことに政府などから説明がない」と不満を抱いている。「あらゆることに『コロナだから』と我慢を求められているが、先生も生徒もストレスがたまっているのを感じる。菅義偉首相のメッセージで心に響くものがなく、先が見えない」とため息をついた。【吉川雄策】

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