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「給与を前借りできる」などとうたって現金を貸し付ける「給与ファクタリング」の手法で違法な利息を受け取っていたとして、警視庁生活経済課は14日、金融会社社長、足立慎吾容疑者(34)=東京都新宿区四谷4=ら7人を貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の疑いで逮捕したと発表した。2018年以降、全国の延べ約9万7000人に約50億円を貸し付け、利益は約13億5000万円に上ったとみている。
逮捕容疑は20年4月4~21日、4都県の12人に約74万円を貸し付け、手数料として法定金利を上回る約19万円の利息を受け取ったとしている。足立容疑者は容疑を認め、従業員ら他の6人は「貸金業ではない」などと容疑を否認しているという。
足立容疑者は「七福神」の名称で給与ファクタリング事業を展開する「ZERUTA」(東京都新宿区)を経営していた。利用者は給与を受け取る権利を事前に売却することで、多額の手数料を引かれた現金を受け取っていた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で生活に困った人が利用するケースが増えており、被害者の一人は同課に対して「新型コロナの影響で収入が減ったので利用した」と話しているという。【柿崎誠】
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