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紀の川はっさく「一皮」むけてブランド化へ 商標登録、ステッカーでPR 和歌山

ハッサクを収穫する農家の上林弘明さん=和歌山県紀の川市荒見で2020年12月16日午後3時4分、新宮達撮影

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 和歌山県紀の川市は日本一の生産量を誇るハッサクを「紀の川はっさく」とブランド化して売り出すプロジェクトを始める。1月中旬からステッカーやシールを出荷時の箱に貼り付けてPRし、商標登録もする。将来的には加工業者などを誘致し、生産から加工、販売流通までを市内で担える「6次産業化」を実現させ、農家の収入アップにつなげる狙いだ。

 ハッサクは日当たりが良く温暖な気候が適しているとされる。紀の川市内では例年11月ごろから収穫を始め、貯蔵して酸味を抜き、1~4月ごろ関東を中心に出荷する。

 紀の川市によると、旧粉河町を中心に1965年ごろに水田からの転作が始まり、80年代に入るとミカンからの転作で生産が盛んになった。2017年の市の生産量は1万900トンで、全国の3割程度を占めて自治体別で日本一という。

出荷時に箱に貼られるステッカー=紀の川市提供

 一方、「紀の川産」という知名度は低く、地元農協もPRにあまり力を入れてこなかった。収穫された1~2割は出荷先が見つからず、ジュースや粉末などに加工する専門業者が市内にないこともあって、毎年廃棄されているという。

 プロジェクトはこうした実態の改善も目指す。ステッカーの印刷代など関連費用約220万円を盛り込んだ一般会計補正予算案が昨年12月中旬、市議会で可決された。また、一般社団法人「紀の川フルーツ観光局」(同市)を通じ、特許庁への商標登録を1月8日に申請した。

 同市荒見のハッサク農家、上林弘明さん(53)は「紀の川市産と認識して食べてもらえたら作る側も励みになる」と期待している。【新宮達】

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