「次は孫の成長見守って」 68年前の祖母の押し絵羽子板、修復に感無量

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修復を終えた押し絵羽子板を受け取る畠中寿子さん(右)と修復した磯部崇子さん=滋賀県守山市守山5で2020年12月14日午前11時15分、礒野健一撮影
修復を終えた押し絵羽子板を受け取る畠中寿子さん(右)と修復した磯部崇子さん=滋賀県守山市守山5で2020年12月14日午前11時15分、礒野健一撮影

 おばあちゃんの羽子板がきれいになって孫娘に――。滋賀県守山市在住の畠中寿子さん(68)が祖父母から贈られた、女の子の健やかな成長を祈る正月飾り「押し絵羽子板」を、同市の押し絵作家らが修復した。畠中さんは昨年生まれた初めての孫娘に羽子板を贈り、「私を見守ってくれた羽子板が、今度は孫を見守ってくれる。こんなにうれしいことはない」と喜んでいる。

 徳島県小松島市で生まれた畠中さんは、初正月となった1953年、同県阿南市の母方の祖父母から押し絵羽子板を贈られた。羽子板を使う羽根つきには「邪気をはねのける」という意味があり、美人画の押し絵は美しく育ってほしいという願いがこめられている。「住んでいた地域では当たり前の風習で、正月になると女の子のいる家はどこでも飾っていた」という。

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