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緊急事態宣言が発令された大阪府は14日、新型コロナウイルス感染に伴う死者が新たに11人判明し、累計数は714人になったと発表した。東京都の累計数は14日分(3人)を含めて707人だったため、大阪が東京を初めて上回り全国最多になった。
府内では昨秋以降の「第3波」で、高齢者施設や障害者施設、医療機関でのクラスター(感染者集団)が120カ所以上で相次いで発生し、重症化リスクの高い高齢者を中心に約2700人が感染。33カ所で684人が陽性になった昨夏の「第2波」に比べて大幅に急増している。
こうした感染状況を背景に高齢者の死亡が相次ぎ、全体の死者数を押し上げているとされる。府によると、2020年10月10日~21年1月5日の死者数390人を分析すると、最も多いのが80代(172人)で全体の約4割、70代(101人)も約3割をそれぞれ占める。60代以上は97・7%になっている。
20年12月の月別死者数は過去最多の259人になり、78人だった11月の3倍以上に急増。東京都(138人)の約2倍だった。
年明けの1月も12月を上回るペースで死者数が増え、8日は1日当たりで過去最多の19人の死亡を確認。13日時点の大阪の累計死者数は703人で、704人の東京都に1人差まで迫っていた。【石川将来】
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