婚活や化粧品選び 遺伝子検査サービス、科学的な根拠は? 指針策定で透明化進むか

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婚活に遺伝子検査を使ったサービスのパンフレットと検査キット=画像の一部を加工しています
婚活に遺伝子検査を使ったサービスのパンフレットと検査キット=画像の一部を加工しています

 経済産業省は、遺伝子検査の信頼性確保と消費者保護のため、指針を作ることを決めた。非医療行為の遺伝子検査サービスに対して、科学的根拠となる学術論文の開示を求める内容で、業界には高いハードルとなりそうだ。指針によって、医療関係者から「根拠が乏しいものがほとんど」と指摘される業界の透明化が進むのか注目される。【田中裕之、遠藤大志、山田奈緒】

東大名誉教授の寄稿が「出典」?

 「肥満遺伝子をCheck」「肌質が分かる遺伝子検査キット」。遺伝子検査サービスはスポーツジムやエステティックサロン、化粧品販売など顧客開拓に利用する2次サービスにも広がり、価格は数千円から10万円近くするものまである。

 「かなり反響があった。伸びしろがある事業だと思う」。関西地方に本社を置き、遺伝子検査を利用した婚活サービスを提供している会社の社長は、昨年12月に東京で開催した出会いの場のパーティーが盛況だったと胸を張った。

 毎日新聞の女性記者は昨年12月にサービスを試してみた。会社のホームページ(HP)から申し込み、約2万円を振り込むと、検査キットが郵送されてきた。口内の組織片を付着させた綿棒をキットに入れて返送すると、3週間後、検査結果がメールで届いた。

 メールに添付された6ページの資料には、独自の分析方法の説明の後、「あなたの恋愛遺伝子タイプ」は「好き嫌いはっきり型」「福岡県に住む血液型がO型のややスリムの男性に遺伝子の相性が良いタイプが多い」との検査結果が書かれていた。「当社が保有する1000人のデータとの相関をもとにあなたの恋愛遺伝子の求める傾向を算出した」とも記載されていた。

 社長は…

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