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サッカーJ2・ブラウブリッツ秋田(BB秋田)は13日夜、2月末に開幕する2021シーズンの新体制発表会を秋田市の市文化会館で開いた。初めてのJ2の舞台となる中、新シーズンのスローガンとして「秋田一体」、目標には「J2残留」を掲げ、吉田謙監督や新加入選手13人が抱負を語った。【高野裕士、下河辺果歩】
BB秋田は昨季、開幕から28戦無敗を記録する快進撃を見せ、2回目のJ3優勝と初のJ2昇格を果たした。新体制発表会で岩瀬浩介社長は、秋田県由利本荘市の書道家・藤原豊道(ぶんどう)さんによる「秋田一体」と書かれた墨書を示しながら、「新シーズンは昨年よりも一層厳しい戦いが待ち受けている。秋田が一体となって、昨季以上に力を合わせて乗り越えなければならない」とスローガンに込めた思いを話した。
新シーズンのユニホームのお披露目があった後、県内出身者2人を含めた新加入選手13人が登壇。岩瀬社長は「ゴールに向かう強い姿勢や、最後まで走りきって戦うというチームのコンセプトを表現し、秋田で飛躍できる人間力を兼ね備えた選手を獲得した。吉田監督が目指す『攻守一体』を体現する選手たちだ」と強化方針を説明。吉田監督は「チームが勝つためにひたむきに走れる素晴らしい選手たちが入ってくれた。『秋田一体』となって走り抜きたい」と語った。
J3のカターレ富山から加入したFW武颯(たけはやて)は、J3通算91試合出場33得点を記録しているストライカー。新体制発表会終了後、武は報道陣の取材に対し「やるからには、J2得点王を本気で目指す」と意気込みを語った。
J3のアスルクラロ沼津から加入したMF普光院(ふこういん)誠は「自分の持ち味である、ボールを運んで好機を演出するプレーができたら(チームの)攻撃の幅が増える。守備でも体を張り、攻守どちらでも貢献していけたら」と話した。
サポーターの秋田市立川尻小4年、保坂幸平さん(9)は「早くJ2の舞台での試合が見たい」と開幕が待ちきれない様子。母親の愛佳さん(45)は「相手が強くなるけれど、今まで通りの走るサッカーを見せてほしい」と期待を込めた。
14日には秋田市川尻総社町の総社神社で、吉田監督や山田尚幸主将らが新シーズンの必勝祈願をした。神事で吉田監督が玉串をささげた後、それぞれが今年の目標を書いた絵馬を奉納した。山田主将は絵馬に「不退転の決意」と記し、「決意を新たにし挑むシーズンになる」と表情を引き締めた。
開幕戦は2月28日、アウェーのザスパクサツ群馬戦となる。ホーム開幕戦は3月28日の第5節で、秋田市のソユースタジアムで京都サンガFCと対戦する。
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