オリンピック代表・大迫傑が描く未来 日本最速ランナーが独占告白

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陸上やスポーツ界全体の価値を高めていきたいと語る大迫傑=東京都千代田区で2021年1月13日、宮武祐希撮影
陸上やスポーツ界全体の価値を高めていきたいと語る大迫傑=東京都千代田区で2021年1月13日、宮武祐希撮影

 東京オリンピックマラソン代表の大迫傑(29)=ナイキ=は、ただ速いだけの存在ではない。後進の育成のために子供たちと夢や進路を語り合い、学生トップランナーとのキャンプを開き、一般向けのボディーケアも考案する。現役中は競技に専念する選手が多い中、なぜ日本最速のマラソンランナーは精力的に競技外の活動を展開するのか。思いを聞いた。【小林悠太】

競技+αの価値

 「競技だけでなく、プラスアルファの価値が重要です。速く走れるようになるだけでなく、陸上やスポーツを通じて視野を広げて生きる力をつけていければ、陸上以外の分野に進んでいってもプラスになると思っています。現役中だけでなく、引退後も世界で戦えるアスリートを出していきたいです」

 新型コロナウイルスの影響で東京五輪を含めて多くの大会が延期、中止となった昨年、大迫は新たな取り組みを始めた。チームの垣根を越えて世界で勝負できる選手を育てる「Sugar Elite(シュガーエリート)」。8月に約1週間、大学、高校のトップ選手と少人数でキャンプを実施。12月には小学生に練習方法の指導をし、加えて夢をかなえるための考え方や進路について語り合った。

 「夢を持っていても到達する方法が分からない子が多いです。子供たちには決めた目標に対して何が必要なのか…

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