置き去りにされた自衛隊配備反対 前線基地化の不安 沖縄・宮古島市長選、論戦なく

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自身が所有する畑から、陸上自衛隊宮古島駐屯地を見る仲里成繁さん=沖縄県宮古島市で2021年1月9日午後2時半、竹内望撮影
自身が所有する畑から、陸上自衛隊宮古島駐屯地を見る仲里成繁さん=沖縄県宮古島市で2021年1月9日午後2時半、竹内望撮影

 玉城(たまき)デニー知事を支える「オール沖縄」勢力が擁立した新人と、政府・与党が推し4選を目指す現職の一騎打ちの構図となっている沖縄県宮古島市長選。玉城知事も応援に入るなど17日の投開票日に向けて両陣営が激しい選挙戦を展開しているが、2017年の前回選で賛否が割れた島への陸上自衛隊配備については、今回は両候補ともが容認の姿勢で大きな争点にはなっていない。配備に反対してきた住民の思いは置き去りのままだ。

 「なぜここに自衛隊が配備されなければならないのか。住民の安全は担保されるのか。この機会に議論を深めてほしいのだが……」。19年3月に開設された陸上自衛隊宮古島駐屯地の目の前にある畑。農家の仲里成繁(せいはん)さん(67)はメロンの収穫を急ぎながら複雑な表情を浮かべる。メロン畑には「ミサイル基地いらない」と書かれたのぼりが風に揺れる。

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