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鶏卵汚職

大臣在任中に賄賂として現金を受け取ったとして、吉川貴盛元農相らが在宅起訴されました。背景を探ります。

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吉川元農相、菅首相と歩を合わせ出世 「傍流の農水族」が業者と癒着

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2017年衆院選前の集会で、菅義偉官房長官(右、当時)の応援を受ける吉川貴盛元農相=札幌市中央区で17年10月1日、梅村直承撮影
2017年衆院選前の集会で、菅義偉官房長官(右、当時)の応援を受ける吉川貴盛元農相=札幌市中央区で17年10月1日、梅村直承撮影

 15日午後、札幌市北区にある元農相、吉川貴盛被告(70)の事務所。あるじが収賄罪で在宅起訴されたこの日、人の出入りはなく、閑散としたままだった。

 3年3カ月前の2017年10月1日。札幌・ススキノに近い老舗ホテルは熱気に包まれていた。衆院解散直後に吉川元農相が開いた集会には、支援者ら約2000人が集まり、当時官房長官だった菅義偉首相も駆けつけた。「政治家としての経験、政策立案能力、吉川さんしかいない!」。エールを送り、吉川元農相の手を取って高く掲げると、大きな拍手が送られた。同22日、吉川元農相は大差で衆院北海道2区を制し、6選を果たした。

 「政治の道に」との父の期待を背負い、国会議員秘書として下積み時代を過ごした。28歳で北海道議選に打って出て初当選。17年後、国政の舞台に立つ。

 だが、周辺は、その人柄について「恥ずかしがり屋」と口をそろえる。冗談やお世辞はなく、知らない人との握手も苦手。後援会幹部は「付き合ってみると優しい。それが分かるまで4年かかった。政治信念もなく、政治家には向かない」と明かす。…

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